娘は本が大好き。隙あらばっていうレベルで本を手に取り読んで行く。寝る時、私自身が読み聞かせるのを楽しみにしているのに、自分でサクサク、サクサク...と、読んでしまう。
昨日、宿題で読書感想文を書くというものがあった。
本は好きでも、作文用紙に、いったい何を書けば良いのか戸惑うよう。
娘の本への眼、優しく温かく世界観が溢れ出る音読をする。
その場がその感性に包まれる感じ。
「読む」=その世界の中で「生きる」 読むだけでその世界に入っている。
そんな感じがする。
それはこの子の長所だから、潰してはいけないと思う。
そして感想文、「分からない」と思っているから、苦手意識でなかなか集中出来ず、丸一日かかった。でも本人、思った事は沢山ある。深く読んでいる。想像もしている。気に入った場面もある。材料は充分に揃っている。問題はこの整理とまとめ。そこがまだ難しいのだと思う。書いて行く経験を増やして、その中で自分なりの面白い文が出来上がったのを見て、やっぱりこうしよう、とか思いながら、文章力は着いていくでしょ。
「2枚目の半分以上まで書かなきゃいけないんだって」
と、条件に捕われて、無理だよ〜とか限界とか言っている。
文は、思ったことを書いていけばかってに文字数が増えてあっというまに書くスペースが埋まるもの
だからまずは、読んだ本の紹介、そして登場人物の紹介、そして登場人物への彼女の想いがあったから想い。そう思った理由。と書いていくことにした。その下書きを、先に作文用紙に書いていく。するともう一枚の半分を超えた、娘はそれを体験して喜ぶ、、、
次に、本の中で気になって線を引いた箇所を見ながら、どうして気になった、どう思った、を出してみる。すると思いは沢山。ではそれをどう文に書いていくか。ここは沢山の選択肢があるから、考えるのも難しいところ
お話の中の最大の出来事のところが、やっぱり一番沢山のことを思っていたし、書きたいところも沢山。文を抜き出して、その文の中の一番気になるところだけを残す、それに、誰の言葉か、誰の行動か、を付け加え、文を簡単にしていった。簡単にした文を繋げて、下書き。それをまた作文用紙に書いていく事に。するとみるみるうちに埋まっていく作文用紙。娘は”簡単〜”と言いながら、文を書き進め、最後には、こう書いて良い、両方書いて良い、と本を読んで自分が体験した感動に合った言葉を自分で出して書けた
泣いていたのにイエーイともう得意気になって「一日でかけた!」と凄く嬉しがっていた。
私も改めて、投げやりになったり最初から諦めてはいけないんだな〜と思った。