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この星は呼吸する


陽は一人一人に囁く


ほらすぐ側の葉について世界を逆さに見せている

空間
既に持っている自由を表して


チャンスとなって止めど無く来てくれる

”今”を感じる

自分なりに

終着点を”幸せ”に結びつけて掴めたら

明日の全てが新しくなる


きっと

水曜日

【 口と足で描いた絵 HEART ありがとう 】展

 今日は、絵画展に行ってきました。絵は、見ることも描くことも学生の頃から好きだった私ですが、幼い頃からMOA美術館へ足を運ぶ機会も多く、20歳前後には近所に美術館があったのでお散歩がてらよく鑑賞したりしていました。今回、【 口と足で描いた絵 HEART ありがとう 】展にご縁で鑑賞させていただく運びとなりました。


この絵画展は本当に心から感動し自分自身を省みる機会にもなりました。言葉にしきれず、ここに感想を載せるまでにも、かなりの時間がかかってしまいました。(猛省)


以前に一度TVで、口や足に筆を持って絵を描くシーンを見たことがありましたが、“特別表現力を発揮できた方”という印象を持っていました。

しかし、今回足を運んだ場所(東京都有楽町にある東京交通会館)では、新世界を見ることになりました。


まず交通会館には、他にも絵画展を開いているブースがあったのですが、想像を越えた華やかな印象を与えてくれたブースが【 口と足で描いた絵 HEART ありがとう 展】でした。


その時点で圧巻された私はそっとブースの中に入っていきました。

すでに鑑賞されていらっしゃる方もいましたが、まず私の目に入ったのは、絵本のような可愛らしい動物の絵 ✧˖°


幼稚園の頃この絵の本があったら、きっと手にとって読んだだろうな♪と思いました。

描かれたおにぎりも美味しそう♪


付箋や文具も販売されていました。ほんわかとした優しくて可愛い世界が広がっていて欲しくなりました。口と足で描く芸術家協会 ネットショップ中でも切手デザインのマスキングテープがあったのですがまるで切手と切手斜めに段をつけて貼り合わせたようにガタガタしているモチーフのものがあって、とても可愛かったです。



そしてそのコーナーを背にすると次に目に入ったのが淡い紫陽花の絵。



花の形や色がとても好みでじっと見入ってしまいました。作者は築地美恵子さんという方で、驚くことに、口で描いたものでした。

築地さんも、元々絵を描くのが好きで、25歳の頃登山中に事故に遭い、両手両足が麻痺になり口で絵を描くようになったことが書かれていました。

これを読んだ時、とても衝撃で、私でも、誰でも起こりうるとても身近な事故で、それまで動いていた自身の身体の機能に変化が起きたことにも驚き、その後にも、このような繊細な感性の表現を鮮明にされていることに、本当に本当に敬意を持ちました。

私も絵が好きで、一時生死を彷徨った経験もしましたが、身体の機能は以前と変わらぬまま今まで生きてきました。事故や怪我では無いけれど、想定外の出来事に見舞われ、精神的に絵を描きたいのに描けない時の過ごし方になっており、どうすればまた絵を描くということに向き合えるのだろうと、もう一生じっくり描くことはないのだろうか、など思ってさえいたのですが、そんなこの心に稲妻が走ったかのような感覚を感じました。

学ぶことがたくさんあると思いました。









私はこんなに、絵画に見入ったことはありません。
時間があればもっと見たかったです。


本当に繊細に、でも力強く、優しく、五感で感じた感覚を鮮明に表現されている絵画の数々とそれを表現された作家の方々がどのような経緯で口や足で描くに至ったか、そうして時の中でこれらの作品を表現されたことを見て、とてつもない大きなプレゼントをいただいたような気持ちになりました。

もっともっと沢山の感動があったのですが、今まだ、言葉では表現しきれません。

私も、【 口と足で描いた絵 HEART ありがとう 】展の絵を描かれた作家の方々を見習って、改めて、絵を描いてみたいと思いました。

この機会に本当に感謝でいっぱいです。マンガ「生きる勇気」 【新しい挑戦 田中 潤也・六鹿 香】


口と足で描いた絵ファンサイト参加中


口と足で描く芸術家協会